京都大学学術研究支援室(KURA)生命・医薬系グループは、渡辺 伸一先生(弁理士、特許庁委託事業 知財戦略デザイナー)によるKURAのURAを対象とした知財セミナーを企画、開催しました。
本学は令和2年度特許庁知財戦略デザイナー派遣事業に採択され、現在、担当URAは知財戦略デザイナーと連携し、多くの研究者から寄せられるデジタル医療分野の研究開発成果に関わる権利化等の相談案件に応じるための相談会を開催しております。また、渡辺弁理士には、本学の各種講演会・セミナーに登壇いただいており、本学イノベーションハブ京都が主催する講演会では、AI/ビッグデータ/IoT技術を活用したデジタル医療を例に取り、ビジネスの中心が「モノ」から「コト」へと急速に変遷する中での研究開発の在り方や、そこから創出される成果物の権利化等に必要な知識やノウハウを提供いただきました。
出席者の反応は大変好評であったこともあり、本講演会の重要なポイントと、URAによる学術研究支援上必須となる権利化の基礎知識とをハイブリッドする形で冒頭記載のセミナーを開催しました。本セミナーは、知財化支援において初級から上級のURAまで、レベルに関わらず自己のスキルアップに繋がる内容で構成され、出席者にとっては、研究現場で活用可能な「研究者と共に知財を考えるための実践的方策」を習得するよい機会となりました。
今回の知財セミナーは、生命・医薬系グループの中平 博之URAの企画・運営より開催しました。