京都大学学術研究支援室(KURA)は2020年8月7日、今年度第1回目の英語による科研費説明会「KAKENHI Preparation in Advance!」をオンラインで開催しました。本説明会は、主に海外出身研究者を対象とし、当日は56名(うち研究者45名)が参加しました。
佐々木 結URAによる科研費の制度説明やKURAの支援内容に関する説明に続き、科研費の審査員経験をお持ちの縄田栄治 京都大学ASEAN拠点所長が日本と海外の申請書の違いについて具体的な事例と助言を交えながら発表を行いました。続きDaniel Milne 国際高等教育院講師が、科研費申請で採択に至った自身の経験談を、日本での学会活動を含めこれまでの研究活動も交えながら話しました。
その後の質疑応答では、科研費データベースや若手・基盤に関する質問が寄せられたほか、コロナウイルス感染拡大が危惧される中、科研費の予算計画がどのように影響を受けるのか、どのように作成すればいいのか等に関して、意見交換が行われました。
開催後のアンケートでは、オンラインセミナーの形式について、参加にかかる手間という観点からは、8割以上の人が参加しやすかったと回答したのに対し、コミュニケーションのしやすさという観点からは、半数以上の人がオンラインではなく対面でのセミナーを好むなど、コロナ禍でのセミナー運営方法には一工夫が必要なように感じられました。
本説明会は、海外出身研究者支援チーム の佐々木URAや斎藤 知里URAが企画・広報を行い、海外出身研究者支援グループが運営を行いました。KURAでは、今後も英語の科研費説明会や計画調書ブラッシュアップサービスを提供し、海外出身研究者の研究力が最大化される環境づくりに努めていきます。
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