環境研究総合推進費は、「環境研究・環境技術開発の推進戦略」に基づく重点課題や、行政要請研究テーマを環境省が提示し、環境政策への貢献・反映を目的として独立行政法人環境再生保全機構(ERCA)が配分する競争的資金です。京都大学学術研究支援室(KURA)では、環境研究総合推進費の課題採択に向けて研究者をサポートしています。令和3年度新規課題公募にあたり、今回新たに複数の推進費担当URAを設け、支援体制の強化を試みました。ERCAによる公募説明会に参加し、最新の情報収集も積極的に行い、過去の採択課題や審査員の特徴などの分析にも注力しました。それらを踏まえ、公募に関する情報提供や申請書のブラッシュアップ、模擬ヒアリング審査を中心とした支援を実施しました。
支援後のアンケートでは、研究者の方々から「客観的かつ有益なアドバイスを得ることができた」「研究者だけでは気づかないような指摘をもらえてよかった」「申請書作成、模擬ヒアリング等どの過程においても的確な助言を頂き、大変有難かった」といった感想が寄せられました。
今後は2021年秋に予定されている令和4年度新規課題公募に向け、ERCA事務局やプログラムオフィサーとの連携も深めながら、採択課題の分析や行政からのニーズに関わる情報収集を進め、支援の質の向上に努めていきます。
KURAでは、環境研究総合推進費担当URA(浅見 智子、岡﨑 麻紀子、川口 利奈)が中心となり、引き続き本事業の支援活動を進めていく予定です。