北米の研究機関に所属するリサーチ・アドミニストレーターの会員組織NCURA(National Council of University Research Administrators)が10月1—5日、米ハワイ州マウイ島で地域合同会合(Region VI, VII, VIII Fall Meeting)2016を開催し、京都大学学術研究支援室(KURA)のリサーチ・アドミニストレーターが参加しました。
NCURAは研究支援活動のスキルアップや情報交換を目的として定期的に会合を開いており、今回はRegion VI(米西部)、Region VII(米山岳地帯)、Region VIII(国際)の3地域の合同会合で、約600人が参加しました。
KURAのリサーチ・アドミニストレーターは、競争的資金の獲得支援から国際連携まで多岐にわたるテーマのセッションに出席しました。日米では研究資金制度や大学組織の在り方に違いがありますが、直面する共通課題は多く、セッションでの発表やディスカッションを通じて解決方法を模索しました。
また、Region VIII(国際)の事務局会合では、欧州や豪州のURAとも意見を交換。NCURAへの参加を通じて、北米の公募事業への効率的な申請などについて協議しました。KURAでは海外ファンド獲得支制度を設けており、今回の会合で得た情報と知見を積極的に同制度に活用していく予定です。
基調講演