ドイツのカールスルーエ工科大学(KIT)で9月29—30日、第5回日独6大学学長会議(HeKKSaGOn)学長会議が開催され、京都大学からは山極壽一総長と稲葉カヨ理事を始め、教職員と学生あわせて20人以上が出席しました。
今回の学長会議では、日本とドイツの6大学学長が各大学の実績やユニークな取り組み、今後の展望などを紹介したほか、HeKKSaGOnの「ミッションステートメント」を公式に明文化。日本とドイツの持続的で良好な関係を基盤に、人類社会の幸福や繁栄に寄与する研究を行うこと、世界規模の課題に立ち向かう若い研究者や学生を大学が育成することを明確に打ち出しました。
また、前回の学長会議での提案を受けて今回から初めて、学生の参加が公式に認められ、学生ワークショップを開催。日本への留学から戻った直後や、これからドイツで留学生活を始める学生たちが、文化の橋渡しを更に促進させることをテーマに活発に議論し、その成果を6学長を含む学長会議参加者全員に発表しました。
学長会議や学生ワークショップと並行して、テーマ別のワーキンググループ(WG)では、9セッションで約100人の研究者が、研究実績を紹介しました。
第6回学長会議は2018年4月、大阪大学で開催予定です。
HeKKSaGOn参加者(KIT提供写真)
HeKKSaGOnの6大学学長(左からハイデルベルク大学長、山極総長、KIT学長、東北大学里見総長、ゲッティンゲン大学長、大阪大学西尾総長。KIT提供写真)
学長会議で挨拶する山極総長