京都大学におけるアフリカ研究の学際的ユニットとして新たに設置された、「アフリカ学際研究拠点推進ユニット」のキックオフ・セレモニーが7月14日(木)、京都大学正門横のレストラン、カンフォーラで開催されました。セレモニーは、新たに設置される「京都大学アフリカ同窓会」の立上げとケニア訪問を控えた山極壽一総長の壮行会を兼ねたもので、会場には山極総長を始めアフリカに関わる研究者やアフリカからの留学生など50人以上が集まり、親睦を深めるとともに、これからのアフリカに関する研究の大きな躍進に期待を寄せました。
京都大学ではこれまで、数多くの研究者が幅広い分野の研究をアフリカ地域で続けています。本ユニットは、アフリカ各地で培われた各部局の研究・教育・国際貢献活動を横断的に繋ぎ、京都大学のアフリカ研究者や学生のハブとなる、学際的ユニットとして新たに設置されたものです。今後、2年にわたって10部局で構成されるユニット・メンバーを中心に、アフリカ地域に関する学内の情報を一元的に集約・発信し、同地域における本学の対外的な窓口として、積極的に活動を展開していく予定です。
セレモニーでは、国際戦略本部の三橋紫・副本部長の挨拶の後、京都大学の卒業生で現在は京都精華大学人文学部のウスビ・サコ教授がマイクを取り、「アフリカから京大に来る留学生が、出身国や所属する部局を超えて横のつながりを築くことは難しかった。このような横断的なユニットが新たに作られ、心より嬉しく思う」とのお祝いがありました。また、ユニット代表者となった重田眞義アフリカ地域研究資料センター長がユニットの概要を紹介したほか、山極総長も過去に50回以上アフリカを訪問したエピソードを紹介し、どれほどアフリカに魅了されたかを語りました。
セレモニー後半には、山極総長による乾杯の発声で懇親会が始まり、国内外から集まったアフリカ研究者や留学生などが新たな縁を結び、多種多様なアフリカ関係者が親睦を深める非常に有意義な機会となりました。
重田アフリカ地域研究資料センターによるユニットの紹介
来賓の挨拶をするウスビ・サコ教授
挨拶をする山極総長
懇親会の様子
全体集合写真