京都大学 学術研究展開センター Kyoto University Research Administration

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メッセージ

-京都大学の「卓越した知の創造」を支える-

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京都大学は1897年の創立以来、「自重自敬」の精神に基づき、対話を重視した「自由の学風」の下、多様な創造的研究を尊び、これまでに11名のノーベル賞受賞者や2名のフィールズ賞受賞者を輩出してきました。また、2017年には文部科学大臣から指定国立大学法人の指定を受け、世界に伍する研究大学を目指し、新たな知的価値の創出と豊かな人材の養成を着実に進めています。

これからも京都大学は、125年に亘る教育研究の歩みを確実に未来に繋ぎ、現代社会と人類が直面する多くの困難で複合的な課題の解決に向けて、色々な局面から多角的に挑戦し続け、地球社会の調和ある共存に貢献していきます。そのためには、研究者が学問の本質を探究し、世界を牽引しうる独創的な研究を推進できる研究環境を整えるとともに、研究者自身が異なる能力や発想に出会い、知的相互作用が起こりうる場を提供していくことが重要です。

そこで京都大学では、2012年度より、研究担当理事直下に学術研究支援室(KURA)を設置し、大学改革、研究力強化、国際化等を戦略的に支援・推進するリサーチ・アドミニストレーター(URA)を配置して、学際融合研究シーズの育成や、大学の国際的なプレゼンスの向上に資する多様なプログラム等を運営してきました。2022年10月に、KURAは学術研究展開センターとして、さらなる研究力強化推進・支援体制を充実させ、日本におけるリサーチ・アドミニストレーション組織のモデルとなるよう努めてまいります。引き続き、皆様のご理解・ご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

令和4年10月

京都大学

第27代総長  湊長溥

KURAのミッション

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学術研究には、特定の研究分野に集中して深く掘り下げることと共に、異なる分野の成果を自分の研究に応用して共同研究を行うことではじめて重要な発見が可能な場合があります。みなさんも、自分とは全く異なる分野の演者による講演を聞いて、こんな考え方もあるんだ、と感動し、それを自分の研究に活かせないかお考えになったことがあるでしょう。しかし、忙しい研究者のみなさんがさまざまな異分野研究会に参加することはできないので、そのような飛躍のチャンスを日頃みすみす逃しているかもしれません。

URA (University Research Administrator)は、それぞれがアカデミーあるいは企業等での研究・開発した実績と得意とする専門分野をもち(多くのURAは博士号を取得しています)、一見遠く離れた研究者同士の共同研究のマッチングを お手伝いします。その他、大学全体の戦略的研究体制 のあり方(IR, institutional research)、本学が国際的に確たる地位を得るための方策検討など、大学の将来構想へのお手伝いも重要な使命です。大学の研究力を戦略的に高めることへ貢献することがURAのミッションといえます。

KURA(Kyoto University Research Administration Office、京都大学学術研究展開センター)は、2012年にその前身となる学術研究支援室が設立されました。その後みなさまのお役に立つことを目指して、2016年には学内URAが一つの組織に所属し同一施設(学術研究支援棟)に勤務することで、そのネットワークをさらに一層拡げる今の体制となりました。2022年10月には、さらなるURA活動の充実を図り学術研究展開センターとなり、本学の研究展開へ貢献していきます。
現在、人文社会系領域から理工・生命医学農学領域にいたる幅広い分野にわたって40名以上のURAが日夜活動を展開しており、高い評価を受けております。みなさまのKURAへのご理解・ご協力と、サポートを必要とする場合には所属するURAに積極的にご相談いただけますようお願い申しあげます。

令和4年10月

学術研究展開センター

センター長 石川冬木

〜大学改革と将来構想を担う重要なPieceとして定着〜

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