研究者交流会「日仏の人社系研究交流の展望とEHESS日仏財団の挑戦」を開催しました(2017年12月21日) 活動報告

Date : 2017.12.28

京都大学学術研究支援室(KURA)は2017年12月21日、フランスの社会科学高等研究院(EHESS)教授でEHESS日仏財団の理事長を務めるセバスチャン・ルシュヴァリエ氏を迎え、研究者交流会を開催しました。交流会には、経済学や法学分野を中心に、研究者・大学院生や研究支援者計16人が参加しました。

EHESSは、伝統的に歴史学を中心とする人文・社会科学分野に特化した大学院大学で、様々な先端研究機関が集積するパリの地の利と学際的ネットワークを活かした研究を展開しています。また日本とフランスの研究者交流を促進する様々なフェローシップや招へいプログラムを提供しています。

ルシュヴァリエ教授はまず、2009年の日仏財団の設立経緯を説明し、続いて講演会やセミナーの開催、国際共同出版、研究者招へい等のプログラムを紹介しました。また、フランスでは国際競争力強化に向けた大学間のコンソーシアム設立が進んでおり、EHESSはPSL Research Universityに属してさらなる基盤強化を目指していることや、2019年のキャンパス移転計画といった最新動向を報告しました。

次に、経済学研究科の武石彰教授が、日仏財団の客員研究員として2015年にパリに研究滞在した際の経験を紹介。セミナーでの研究発表やディスカッションペーパーの執筆を通じた研究者間の交流の広がりに加え、研究環境や家族で滞在する際の生活面の話題にも触れ、フランスでの研究滞在を目指す研究者に有益な情報を提供しました。

ディスカッションでは、参加した研究者それぞれの研究テーマに沿って、欧州の都市・地方交通政策が日本の課題解決にどのように繋がるか、ラテンアメリカの地域国際法の整備過程における欧州の法制度との比較などの議論がありました。

最後に、KURAからEHESS/日仏財団およびパリ日仏高等研究センターの研究者交流資金情報を紹介。ルシュヴァリエ教授からは、本学の研究者がこれらの資金を活用してEHESS/日仏財団と交流を深められるよう、KURAの支援への期待が寄せられました。 KURAはこうした交流会を重ねつつ、本学における研究の国際化や、人文・社会科学分野の研究の支援に継続的に取り組んでいきます。


ルシュヴァリエ教授によるEHESS日仏財団の紹介

 


武石教授によるパリ研究滞在経験の紹介

<参考>
・講演資料:セバスチャン・ルシュヴァリエ教授 
​・武石彰、「パリ雑感」、『組織科学』、Vol. 50、N.4、2017年6月20日、p.86-87

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