公募説明会「三菱財団の理念と助成事業」を開催しました 活動報告

Date : 2016.12.08

京都大学学術研究支援室(KURA)は11月18日(金)、公益財団法人三菱財団の茂木義三郎常務理事をお招きし、公募説明会「三菱財団の理念と助成事業」を開催しました。

三菱財団は、「自然科学研究助成」「人文科学研究助成」「福祉事業の助成・社会福祉に関する科学的調査研究の助成」の3つの助成事業を実施している民間助成財団です。これらの助成事業は12月中旬以降に順次公募が開始されますが、研究者の方が少しでも早めに準備できるようにという財団側のご配慮とご厚意により、今回、公募開始前の説明会開催の運びとなりました。

茂木義三郎常務理事

茂木氏からはまず、創業時からの三菱三綱領「所期奉公(→ Philanthropy) 」「処事光明(→ Fairness)
」「立業貿易(→ Global) 」に基づく企業理念、創業家である岩崎家と三菱の社会貢献活動の歴史を背景に三菱財団が誕生した経緯、そして助成実績など今日までの財団の歩みに関して説明がありました。

助成プログラムの特色としては、3分野ともカバーする領域が広いこと、1件あたりの助成額が比較的大きいこと、民間財団ならではの特色ある採択に努めていること、GrantであってAwardではないが、Award的側面を有する助成であるとの評判があること、などが挙げられました。

また、各助成事業に関しては、具体的に以下の説明がありました。

  • 自然科学分野:理工系・生物医学系・総合系と幅広い領域をカバー。財団設立以来基礎科学研究を中心に助成。その方針は変わらないが、加えて理工・生物医学と言った壁を越え、研究者の方々が複合的にコラボレーションし、テーマの幅を広げた応募も期待。
     
  • 人文科学分野:40余年にわたり、人社系への助成を持続している民間財団は多くない。科研費を申請できない市井の研究者、NPO等の方々にも門戸を開放。最近の傾向としては、社会科学系の分野でも応募が増加、採択実績も上昇。人文・社会科学に跨るスケールの大きなテーマの応募も期待。
     
  • 社会福祉分野:学術研究、事業・活動助成をバランスよく実施。また採択されたテーマを見ても、障害者・高齢者問題から福祉に関連する医療、青少年問題、防災、多文化共生まで多岐にわたる。関係当事者が利用者(受益者)目線でチームを形成し、ひとつの社会課題により多角的・ダイナミックに挑戦する、と言った斬新な応募も期待。

今回の説明会は質疑応答時間を長めに設けたことで、申請を検討中の研究者の方などから多くの質問が寄せられました。KURAでは今回の企画を機に、三菱財団の助成事業に応募される研究者が増えることを期待しています。

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