「京大ASEANウィーク2015」を支援しました(2015年12月) 活動報告

Date : 2016.01.08

半世紀以上にわたって日本の東南アジア研究を牽引する京都大学が2015年12月、「A WINDOW to ASEAN ~京大ASEAN ウィーク2015~」を開催しました。研究者や学生、一般市民を対象とした様々なイベントが12月11日(金)から18日(金)にかけて京都やタイ、ミャンマーの各地域で開かれ、様々な分野で相互理解を深めました。

京都大学学術研究支援室(KURA)は、「京大ASEANウィーク2015」の各シンポジウムや国際研究大会などを全面的に支援しました。

「A WINDOW to ASEAN ~京大ASEAN ウィーク2015~」では、京都とタイ、ミャンマーで京都大学が関わるASEAN関係の15イベントが10日間にわたって開催されました。京都大学は現在、世界や社会に通じた窓を開いて風通しを良くするという理念を「WINDOW」構想として掲げています。京大ASEANウィーク2015では、ASEANに通じる窓を開け、お互いの風を感じる10日間になりました。

○東南アジア研究所創立50周年記念式典
京都大学とASEAN地域の交流を牽引してきた東南アジア研究所は今年、前身の東南アジア研究センター創立から数えて50周年を迎えました。創立半世紀という大きな節目を迎え、京都大学国際科学イノベーション棟で12月11日、記念式典と祝賀会を開きました。式典では東南アジア研究所の河野泰之所長の式辞、京都大学副学長の湊長博理事の挨拶があったほか、文部科学省研究振興局学術機関の牛尾則文課長や科学技術振興機構(JST)の白木澤佳子理事などから祝辞が寄せられました。続く記念講演では、元東南アジア研究所長の立本成文・人間文化研究機構長が「研究所のいのち」と題して講演。式典終了後にはインドネシアのバリ舞踊が披露された記念祝賀会が開かれ、盛大な記念式典となりました。

○東南アジア研究国際コンソーシアム「SEASIA」第1回国際研究大会
2013年10月に立ち上がった東南アジア研究コンソーシアムの第1回国際研究大会「SEASIA 2015 Conference」が12月12〜13日、国立京都国際会館で開催されました。福田康夫元首相や世界的に著名な東南アジア研究者を来賓に迎え、SEASIAを構成する8カ国11機関から約550名の研究者が参加し、活発な議論が交わされました。

○日ASEAN科学技術イノベーション共同研究拠点(JASTIP)第1回シンポジウム
平成27年度採択課題の科学技術振興機構(JST)国際科学技術共同研究推進事業(戦略的国際共同研究プログラム)「日ASEAN科学技術イノベーション共同研究拠点(JASTIP)‐持続可能開発研究の推進」の第1回シンポジウムが12月14日、東南アジア研究所で開催されました。内閣府や文科省、科学技術振興機構(JST)、国際協力機構(JICA)といった国内外の大学・研究機関が集結し、持続可能開発研究の推進のためのオールジャパン体制に向けて議論しました。

○環境学分野における国際恊働
京大ASEANウィークの口火を切ったのは、12月11日に京都大学地球環境学堂が主催した「環境学分野における教育・研究・ビジネスの国際協働に関わるシンポジウム」です。世界16カ国の25大学、民間企業7社から、産官学の分野から総勢152人の参加者がありました。翌12日にはワークショップも開催され、環境学分野での教育・研究・ビジネス連携・国際連携についての活発な議論がなされました。詳細は、地球環境学堂のウェブページで公開しています。

○特別企画「スーチーさんと京都」
東南アジア研究所の前身である東南アジア研究センターに、1985年10月から9カ月間にわたって外国人研究員として在籍したアウンサンスーチー氏が当時使っていた研究室や関連施設を限定公開する特別企画を、12月18日に実施しました。また、講演・座談会「スーチーさんと『ビルマ』の今」を同時開催。ミャンマー政治を研究する東南アジア研究所の中西嘉宏准教授から、ミャンマーの政治史や昨年秋の総選挙について解説があり、アウンサンスーチー氏と40年以上にわたって親交がある大津典子さんからは、貴重な秘話が披露され、一般公募で集まった約20人の参加者が熱心に耳を傾けました。

○多分野においてシンポジウム等を開催
「京大ASEANウィーク2015」では京都市内だけではなく、ミャンマーやタイでも様々なイベントがありました。アジア・アフリカ地域研究研究科が京都大学で12月15〜16日に「タイの政治の民主化と司法化」に関する学術セミナー、「Thai Seminar at ASAFAS, "Democratization and Judicialization of Politics in Thailand"」をタイ語(通訳なし)で開いたほか、ミャンマーのヤンゴン工科大学では12月12〜13日に「The 6th International Conference on Science and Engineering 2015」、タイのチュラロンコン大学では15〜18日に「アジア脊椎動物種多様性国際シンポジウム」、タイのカセサート大学では16-17日に「The 1st KU-KUGSA Bilateral Symposium on ‘Food, Environment and Life for the Next Generation’」があり、政治や科学技術、野生動物、農業、防災など多分野において活発な議論が交わされました。

京都大学学術研究支援室(KURA)はこれからも、様々な場面で東南アジア研究を支援します。
 

<関連情報>
東南アジア研究所創立50周年記念式典・記念祝賀会を開催しました。(2015年12月11日) — 京都大学
国際会議SEASIA2015を開催しました。(2015年12月12日~13日) — 京都大学
地球環境学堂は、環境学分野における教育・研究・ビジネスの国際協働に関わる会議を開催しました。(2015年12月11日~14日) — 京都大学
講演会および施設公開「スーチーさんと京都」を開催しました。(2015年12月18日) — 京都大学

Consortium for Southeast Asian Studies
東南アジア研究所 創立50周年記念Webサイト
 

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